セラピスト必見!良かれと思ってやってるあれが実は逆効果(vol.3)着圧ソックスのウソとホント
セラピスト養成スクールCEOL Academy JAPAN認定講師の河野真奈です。
着圧ソックスに一度はお世話になったことがある方がほどんどじゃないでしょうか。
はくだけで脚がホッソリするなんて夢のようなアイテムですよね^^
ですが、ここにも実は落とし穴があるということを是非知っておいてください。
「血行を促進してむくみの解消!リンパの巡りを解消!」といううたい文句を見たことがありますが、
実際は強い圧で締め付けることで血流は着用している際は制限されます。血行不良で足が冷える・しびれを感じるという声もあるくらいです。
ふくらはぎは「第2の心臓」ともいわれ全身の血流やリンパの循環に大きく関わっている部分です。ここが上手く機能していないとむくみやすかったり冷え、疲れやすい身体になってしまします。着圧ソックスで必要なポイントに適度な圧をかけ刺激することで血流促進に繋がったりリンパの流れを促進してくれることはあります。だからはいたあと脚がスッキリした感じになるんです。
ここでポイントなのが、着圧ソックスの着圧は強ければ強いほど良い、長い時間着用した方が良いというものではないということです!
前回記事の筋膜リリースでもお伝えしましたが、巷で流行っていることを鵜呑みにしてがむしゃらにやりすぎる、今回であれば、圧の強すぎる着圧ソックスをむくみをなくしたいと一日中はいているというようなケースです。これをしていて根本的にむくみが解消することは一生ありません。
そして何かアイテムを使わないと維持できないというのはとても悲しい事です。本来人間の身体は自分の力で健康な状態をキープできるようになっています。
それが原因は様々ありますが、これがないと、あれがないと維持できないという状況は一生それを買い続けるの?一生使い続けるの?ということになってきます。
本当は物に頼らずにベストな状態をキープできるんです
明日大切な撮影が合ったり、スカートをはくから…など、ここぞ!のときには上手く取り入れると即効性もあり良いとは思いますが、良かれと思って毎日はいてます!という方がお客様でいらっしゃったらぜひ一声お伝えしてあげてくださいね^^
じゃあどうしたかいいのか??
答えは簡単です!ふくらはぎのポンプ機能をしっかり使ってあげるということ。
つまり足首を動かして欲しいんです。最もお勧めなのは「歩く事」。これなら日常生活で特別な時間を取らなくても少しの意識次第で歩く時間ってとれそうじゃないですか^^
身体を整える解決策はものに頼るんじゃなく自分の身体にあるってことです。
また歩くことは仙骨もしっかり動くので脳脊髄液の流れを促進してくれます。
頭部から背骨を通り仙骨までをぐるぐるとめぐっている体液です。
脳脊髄液の流れが悪くなるとそれはそれでたくさんの不調を引き起こすことになります。
これについてはまたお伝えしますね^^