セラピスト必見!良かれと思ってやってるあれが実は逆効果(vol.4)産後の骨盤矯正のウソとホント
セラピスト養成スクールCEOL Academy JAPAN認定講師の河野真奈です。
良かれと思ってやっているしリースもVOL.4になりました^^
今回は産後の骨盤矯正についてです。出産を経験されたことがある方は整骨院などですすめられる骨盤矯正に行った方がいいのか検討されたことがあるんじゃないでしょうか?
結論!骨盤矯正は必要ありません!!
そもそも「骨盤が歪む」ことはない
「骨盤が歪んでいるから」と骨盤矯正を考えられるお客様が多いと思いますが、そもそも骨盤は骨です。骨はとても固く、靱帯で強固に固定もされているので骨盤自体が歪んだりねじれたりすることはまずありません!
反り腰やうけ腰など前後の傾きや左右の傾き、回旋が加わっていることでアンバランスが生じているだけです。
そもそも医学用語として「骨盤矯正」という言葉はありません。「骨盤矯正」という言葉が一人歩きするように流行り、ブームになり誰もが知っている言葉となった現在、多くの整骨院や整体院やテレビなどでも「不調の原因は骨盤の歪みです」や「産後骨盤矯正で元の体型へ」などにように安易にこの言葉を使っているように感じます。
産前産後の骨盤の動き
妊娠中から分泌されているリラキシンというホルモンが骨盤周りの靱帯結合や恥骨結合を緩め出産時にはここが大きく開くことで赤ちゃんの通り道となります。
そして産後6か月ほどでこのリラキシンというホルモンの分泌は減少し、緩んだ骨盤周辺の靱帯などは妊娠前の状態に少しずつ戻っていきます。
なので極端に言えば、自然に開いた骨盤は戻っていくということです。
産後の骨盤矯正のウソとホント
リラキシンのホルモン分泌がなくなれば自然に妊娠前の状態に戻ってはいきますが、これは姿勢に気をつけベストな状態で毎日を過ごせていたらの話しで、赤ちゃんのお世話をしながらと崩れた姿勢を長時間取らないといけない場面も出てくるかと思います。
ですが、その時に「骨盤矯正しかない」とはならないでください。整骨院に通うにも赤ちゃんを預ける問題や長期に及ぶとお金もかかってきます。何度も言いますが、本来は産後の骨盤矯正は必要ありません。私も出産経験がありますが骨盤矯正に通わなくても産前にはいていたデニムをはけています。
このことを知っていれば意識が変わってきますよ!
- 寝ながらの添い乳は辞める(横向きで寝ることは骨盤に大きな負担となります。仰向けで寝ましょう。)
- 授乳時はクッションなどをはさみ赤ちゃんの位置を高くする、(お母さんが背中を丸めて赤ちゃんに態勢を合わせるのではなく赤ちゃんの位置を工夫する。)
この2つを意識するだけでもかなり良い状態がキープできます。
そこにプラスできるなら骨盤底筋群のエクササイズを徐々に取り入れていくとより良いでしょう。
ですが、まずは休息第一です!産後なかならまとまった睡眠も取れず心配事も増え精神的にもストレス過多になりやすいです。出産は交通事故にあったくらいの衝撃だといわれたりもします。周りのサポートをお願いできる場合はどんどんお願いしてまずは睡眠を確保してください。
今回のテーマ、産後の骨盤矯正については専門家でも意見が分かれているのが現状です。骨盤矯正による効果に関するエビデンスも今のところ明確になっていません。情報がありすぎる中、何を信じ何を選ぶかは個人の自由ですが、私は薬や病院に頼らず自分の力で根本改善できる人が一人でも増えて欲しいなと考えています。
お客様からのご相談で骨盤矯正って必要ですか?ともしきかれたら是非お伝えしてみてくださいね^^
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