セラピスト必見!良かれと思ってやってるあれが実は逆効果(vol.5)鎮痛剤のウソとホント
セラピスト養成スクールCEOL Academy JAPAN認定講師の河野真奈です。
今回は鎮痛剤についてのお話です。
私も過去、ひどい生理痛に悩んでいました。電車の中で倒れてしまったり寝込まないと立っていられず仕事も休んでいました。毎月その時がくると鎮痛剤が手放せない状態でしたね。
私の場合はヨガに出会ったことと食事で改善し、薬も一切つかわなくなりました。
生理痛以外にも慢性的な頭痛で鎮痛剤が手放せないという方も多くいらっしゃいますが、やはり薬は使わないで良いなら使わないに越したことはないんです。
鎮痛剤を飲んだら体内で何が起こる?
鎮痛剤にもいろいろ種類がありますが、オーソドックスが「カロナール」と「ロキソニン」についてご説明します。
カロナール
カロナールは主に鎮痛効果(痛みを和らげる)と解熱効果(熱を下げる)作用があります。
人間の身体には痛みに関する神経伝達経路が2つあります。
一つは「痛い」ということを脳に伝える経路(上行性痛覚伝導路)、そしてもう一つは自己防衛機能として発動するその痛みを抑制する経路(下行性痛覚抑制系)があります。この2つの経路によって痛みは身体の中で調整されています。
カロナールはこの下行性痛覚抑制系に作用します。痛みを和らげる神経を活性化することで結果、鎮痛効果が出るという仕組みです。
ロキソニン
カロナールもロキソニンを同じ解熱鎮痛剤ではありますが熱の下げ方や痛みの和らげ方が違ってきます。
ロキソニンは主に鎮痛効果(痛みを和らげる)と解熱効果(熱を下げる)に加えて抗炎症(腫れや熱感を鎮める)作用があります。
カロナールは痛みを抑える神経に働くものでしたが、ロキソニンは痛みや熱、炎症を引き起こしている原因物質を抑制します。
炎症を起こした際、細胞からはアラキドン酸が生成されます。それがCOXという酵素の影響でPG(プログタスランジン)へと変化します。
PGは血管拡張や発熱、発痛促進、血小板凝集抑制の作用があります。
ロキソニンはこのPGの生成を抑制してくれるということです。
ということは血管を収縮するということです。長期的に考えると常に血管を収縮させているということはもちろん血流も悪くなります。自らそうゆう状況を作ってしまっているということなんです。
カロナールは直接PGには働きかけませんが過剰に拡張した脳血管を収縮する作用もあります。脳は痛みの最終的な受容体なのでそこの血管をキュッと収縮することで感じにくくさせるということです。
鎮痛剤のウソとホント
薬は使い方次第で良くも悪くもなります。
薬には頼りたくないと激しい痛みを無理に我慢するのも違います。
一時的に必要な際のみ使用するなら良いのですが、使用が日常化したり薬がないとと思っている時点で脳の状態も良くありません。
なにより鎮痛剤を使用するということは自ら血管を収縮させているということをよく知っておいてください。
サロンにご来店いただくお客様も「血流を良くしたい」「巡りを良くしたい」とおっしゃられますが、鎮痛剤の常用はそれとは真逆の行為に繋がるということをお伝えしています。
一人でも多くの方が薬に頼らず根本から身体を整えていけますように^^
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